横文字やカタカナ語にウンザリしている昨今でしょうが、我々の業界ではちょっと気になる略語です。これは重症熱性血小板減少症候群の事で、なんだか舌を噛んでしまいそうな名前ですので通称SFTSと呼んでいます。
 
最新の獣医師会紙によりますと、2011年に中国で、2012年に日本で初めて人での発生が確認され、主に西日本から、近年は静岡県や千葉県でも発生しています。
 
野生動物に寄生したマダニを介して広がるウィルスで、
ダニ⇒人⇒人、ダニ⇒猫⇒人、ダニ⇒犬⇒人、となり、極めて重要な人畜共通感染症、とあります。
 
ここ東京で発生するのも時間の問題で、動物での治療法が確立されていませんので、お散歩が大好きなワンちゃん、外出するネコちゃんはダニ対策をしっかりと行う事が肝心です。　（髙）