今年は暖かく桜の開花も早まったようです。
桜が散り5~6月ごろはどんな花が咲くのか少し調べてみました。
すると芍薬や春牡丹は大体この季節に開花するようです。
これらの花の名前を聞くと「立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は百合の花」という
表現を思い浮かべる方も少なくないかもしれません。
正確な出典はわかりませんが江戸時代、安永の滑稽本からのようです。
この言葉は一般的には美人を例える表現として用いられますが、
元来その言葉の背景には生薬の使用に関する意味合いがあるようです。
「立てば」は気が立っている、イライラしている状態、
「座れば」は座ってばかりで血の巡りが悪い状態、
「歩く姿」はふらふらと足元がおぼつかない、
精神の衰弱している状態を表しているとのことです。
その症状に合わせて根やその皮、球根を用いて治療するという
ある種の健康指南のような意味合いがあったようです。
現代にも通ずるところがありそうですね。
江戸時代から続く健康への意識を感じつつ、
5月は犬健診期間中です!(6月いっぱいまで)
(宮)
2023.05.01