4月、心新たにスタートです。
当院も心機一転、新しい風を吹かせていきたいと思います。
春は色々な予防が始まります。
まず、狂犬病、4~6月内の接種をお願いします。
同時に、フィラリア予防の為の血液検査もお勧めしています。
フィラリア症(蚊から媒介して心臓に寄生する虫)
犬糸状虫と言いますが、猫にも、まれに人間にも感染します。
地域によって異なりますが
5~12月まで予防のお薬を使っていただいています。
実は予防というより駆虫なのです。
蚊に刺されないようにするという事は不可能なので、
蚊の吸血時に体内に入ってくる感染子虫を、心臓に辿り着く前に駆虫するという考え方です。
なので、蚊を見かけ始めたらスタートし、
蚊を見なくなったら最後の1回予防、そして終了です。
フィラリアは15℃以上で感染幼虫が蚊の体内で発育すると言われています。
え?15℃?
昨年の12月には22℃の日もありましたよ?
近年の暖冬の影響で、フィラリアの予防期間が変わっていくかもしれません。
最近、真夏にあまり蚊を見かけなくなりました。
あまりの気温に虫たちも活動できないのかもしれません。
替わりに、9、10月頃に蚊が多いような気がします。
フィラリア予防を夏の間だけするという方が時々いますが、
感染リスクは秋過ぎまで続きます。
気を抜かないよう、しっかり予防していきましょう
(周)
2024.04.01